2020年12月25日金曜日

プレゼント

気が付けばクリスマス。今年は、バッグ、ストール、お花、お菓子のプレゼントを受け取り、私からは、香水、お菓子、シャンパン、アマゾンカードを贈りました。贈って贈られて、今年も残りわずか。さて、ちょうど、このクリスマスの時期に、秋に応募していた全国公募展の入選結果が届きました。これもプレゼントだなあ。2月には、国立新美術館で展示になります。実は、もう一つ応募していた全国公募展はすでに選外の連絡がきていて、今回の入選の通知はホッとしました。

2020年12月20日日曜日

2学期末、そして2020年。

2学期末、成績処理や特別編成授業なども進み、そろそろ終わりが見えてきました。来週は美術部の生徒たちと大掃除かあ。専門学校の授業も先週で無事に終了。手探りの中での今期でしたが、なんとか最後の授業を終えることができてほっとしました。突然のコロナで、私もたくさんの仕事を失いました。講師業もデザイナー業もすべて影響を受け、春先には随分、精神的にも不安定になりました。例えば、3か月後には戻る、とか、なにかそういう目安があればじっと我慢できたと思いますが、先行きが見えない未知のものに対しての精神的ダメージは大きかったです。結局、精神が崩れないうちに新しい仕事を始めましたが、それがよかったのかどうだったのかは、ちょっと今の自分にはわかりません。少なくとも、自分の本業とは何の関係もないスキルだと思います。このように、物事は常に多面的。失った仕事と、得た仕事があり、出会った人たちがいます。いつか、懐かしく、この時期のことを思い出せるといいな、と思います。

2020年11月23日月曜日

友達の文字

随分昔ですが、見た美術展や公演などのフライヤーを保管していました。フライヤーデザインの参考にしようと思って、漠然と保管していたものが多少たまっていて。久しぶりに見返していたところ、「うわ、懐かしい、この展覧会!」というような感傷に陥りつつ、時々、フライヤーの間に挟まっている、友達のメモ(置き手紙?)などもでてきて・・・時間が戻ります。大学時代はケータイを持っているわけでもなく、友達の家にメモを置いて先に帰ったり、なんかそういう、メモひとつを置いて用件を伝えるとか、こういうことをよくしていたような。だから、友達の字って全部わかっていました。今は、どんな字を書くのか知らない友達もいます。ちょっと寂しい。

2020年11月8日日曜日

記憶に残らない

最近、よく聴いてアルバムの中に「記憶に残らない」という曲があり、そんなにしっかり歌詞は聴いていないんですが、このタイトルの「記憶に残らない」ということについてぼんやり考える秋。いや、簡単なことですが、誰の記憶にも残らなくていいな、というようなことをつらつら思います。自分のことも、自分が描いたたくさんの絵も、誰の記憶にも残らなくていいなあ、というようなこと。自分のやっていることは、自分がわかっていて、「まあ、できるだけのことは頑張った」と思えるかどうかが大事というか。昔は、自分のことがイヤになって苦しかったこともありましたが、今は諦めるところは諦め、少しでも頑張るしかないな、と思っています。

2020年10月18日日曜日

公開作業

Webデザインの仕事で、久しぶりに公開作業を行いました。普段は、下請けでデザイン部分を担当することが多いので、公開作業はお任せになるのですが、今回はプログラム担当の方と一緒に公開作業を。公開予定時間の直前まで修正が続き、ハラハラするのも・・・なんだか懐かしい感覚。無事に公開され、明日は何事もなかったように、高校の授業と絵画教室へ。その前に、ちょっとだけひとりで乾杯しました~。

2020年10月16日金曜日

引き継がれ

授業を担当している幼稚園、保育士専門学校に出勤すると、いつもピアノを練習する音が聞こえてきます。職員室から図工室へ向かいながら、ピアノの音色はどんどん近づいてきて・・・こういうの、いいなって。ブラグミュラーの譜面、なんて懐かしい!最近は、オペレッタの準備をしているということで、生徒たちの奮闘ぶりを聞くのも楽しみにしつつ、毎週、作品制作をしています。
私の一番最初の教室は、地元で始めた「子ども図画工作教室」でしたが、6年後には生徒数が減って閉鎖となりました。でも、そこで子どもたちと一緒に取り組んだたくさんの活動は、こうして、専門学校の授業へと引き継がれている部分もあり、ちゃんとつながっているんだな、と思います。

2020年9月29日火曜日

誕生月

9月もそろそろ終わり。誕生月だったこともあり、たくさんお祝いをしていただいて、元気づけられました。バースデーカードやケーキ、お茶、お花、アクセサリが届いて、ワインで乾杯して・・・まあ、幾つになっても誕生日って華やかな気持ちになるものですね。勝手にですが、青少年美術展の「慰労会」のような気持ちもあり、癒されました。
そして、今月も終わりのこのタイミングで、先輩のライブも聴きに行けました。いろいろ出かけられない日々は続いていて、見に行きたかった企画展も幾つか諦めていますが、やっぱり、生で体験することを通して身体で感じることって大きいな、と思いました。オラファー・エリアソンもピーター・ドイグも見に行けなかったけど、ORGE YOU ASSHOLEは聴けました。

2020年9月1日火曜日

3年間はあっという間です

今日は部活の新旧交代ということで、引退する3年生が部員に向けて挨拶をしていました。部長の子が「3年間はあっという間です。今のこの時間を大事にしてほしい。ここにいて、ここで先生や仲間と会って、これからそういう時間が持てなくなると思うと寂しい」というようなことを話していました。でも、「悔いはない」って話していたのは、「そうだよ!だって、あんなに頑張ったもん」って思いました。毎年、たくさんの美術部員たちと関わってきて、私自身もかつては、美術部員だったわけですが・・・ちゃんと3年間、絵を描いた美術部員なりの思いがあることを私は知っています。
さて、明日は1年で一番の集大成となる、青少年美術展の搬入です。今年は2校分で47点をエントリー。昨日と今日の2校の部活でボロボロですが、明日はしっかり運びたいと思います。

2020年8月17日月曜日

知らない人のブログ

絵画教室の生徒さんが「アートサロン絵画大賞展」に応募を予定していることもあり、さて、どんな作品が入選しているんだろう、と検索していました。いろいろ見ながら、まあ、大丈夫だろう、と思ったところで検索完了なわけですが、その時に、ふらっと入賞した人の作品を辿るうちに、その人のブログを見ることに。いや、特別なことはないんですが、何時に起きたとか、郵便局に行ったとかお昼に何を食べたとか、そういう毎日のブログで。ただ、そういうブログに今の自分がはまるというか・・・面白い、と思いながらずっと読んでしまった午後でした。そのまま、夜の絵画教室の時に、ついついその話を生徒さんに語り、ついでに、あれこれ音楽の話をして、たまに絵の話もしたかな、という時間。YOASOBIやヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに。瑛人などの話をした後、バウンディを教えてもらいました。

夏休みも終わり

今年は夏休みが短かったわけですが、それなりにいい夏休みだったかな。美術部の生徒のバイト先のファミレスへご飯を食べに行ったり、卒業した教え子の作品展を見に行ったり。あとは、お盆に帰省できない友人と久しぶりに電話で話したりしたのも、嬉しい出来事でした。そしてなにより、少しずつ新作を描き進めることができました。普段はあまり描かないような具象を描いていますが、なんとなく、絵画教室の生徒さんたちの気持ちも分かるような。また、指導にいかせたら、と思います。

2020年7月29日水曜日

体調不良

悪いところがさらに何かを呼び込むように、いろいろ不調が増えたここしばらくでした。歯痛、頭痛に腱鞘炎、首の痛みから、極めつけが腰痛・・・。腰痛が一番どきっとするのですが、なんとか仕事を休まないまま、少しずつ回復するところまできました。歳とともに、体調を整えながら、働いたり制作したりすることを考えないと、いろんなところに支障をきたすようになってきました。まあ、そういうものですかね。高校生たちと、部活中に大笑いしていても、たまに「いてて」と腰に手をやる中年の実態です!

2020年7月16日木曜日

期末試験が終わったら、

美術部の子が、「先生に読んでほしい漫画があるから、期末試験が終わったら持ってきます!」と言って、「ブルーピリオド」を持って来てくれました。ちなみに、私は試験勉強がないので・・・試験中でも読めますが!ひとまず1巻から読んでいますが、なるほど、主人公が藝大を目指すんですね。美術の道へ進んだ私にとって、美術そのものをテーマに扱ったものというと、ちょっとくすぐったいような居心地が悪いような、そんなところもあるんですが、そう思うと、演劇をテーマにした「ガラスの仮面」は、すごくはまりました。情熱に震え、そして情熱に励まされる感じ。

2020年6月19日金曜日

制作の周辺

砺波教室が終わった後、帰りに頼成の森で菖蒲を見ようかな、と思っていましたが、あいにくの雨で。雨に濡れる菖蒲もいいだろうな、とも思いましたが、そのまま帰宅。のんびりした金曜の午後、専門学校の授業のシラバスを書かなくちゃ、と思いつつ、描きかけの作品を描いていました。こうして100号のキャンバスに向かいながら、自分は楽しいと思っているのかというと、そうでもなくて・・・。なんか違うなあ、とか思いながら、渋々描いているような、そんな感覚もどこかにあって。でも、この作品を完成させて、しっかり自分で確認したいという強い思いがあります。だから、描くしかない。
ということで、ようやく夜遅くになって、シラバスを書き始めました。BGMは七尾旅人「サーカスナイト」・・・シラバスには似合わない情緒です。

2020年6月12日金曜日

バラ園を出た後、

6月に入り、通常の活動に少しずつ戻ってきました。特に、最初の1週間は、絵画教室3つと、高校2校、専門学校1校の授業がすべて入った、私にとっての「フルセット」の週ということで、1つずつを追いながら丁寧に。消毒液を掛け合って遊ぶ高校の教え子たちの姿も・・・まあ、懐かしい通常の姿と。
そんな日々だったこともあり、描きかけの絵は玄関に立てかけたまま、しばらく手つかずの状態です。描き始めた頃と気持ちが変化していると、同じように続きを描けなくなるような気がして少し緊張するのですが、そろそろ筆をとろうと思います。久しぶりにバラ以外の花を描いていますが・・・色をなくしたバラ園を出た後、自分はどこへ向かっているのだろう・・・あやふやな状態ですが、一筆ずつ前に進みたいと思います。

2020年5月29日金曜日

そういう類いの絵

ごく稀にですが、誰かに贈るために作品を描くことがあります。小さな、ほんとにささやかな作品だったりするわけですが、なんというか、その人にとってしか、おそらく意味も価値もない絵。まあ、そんな絵を久しぶりに描いたな、という話です。普段とは違う緊張感があって、久しぶりに集中して筆を持ちました。こういう作品は、どこにも発表せず、もちろんネットにアップすることもなく、自分の手元から離れていきます。
さて、作品が去り、そして、来週からは少しずつ日常へと戻って行けそうです。高校の授業再開!

2020年5月15日金曜日

きっと、ずっと後になって。

慣れないバイトを始め、果たして自分はどこへ向かっているのだろう、そんなふうにバイト後の夜空を見上げる日々なわけですが。同じように、大学のときにも、新聞社のバイトの帰りに、星空を見上げながら、自分はちゃんと社会に出て自分の仕事をしていけるんだろうか、と思っていたことを思い出しました。
きっと、ずっと後になって・・・この時期のことを思い出すと思います。すべてが現実じゃないような、特殊な日々だったことを。こんな中で、懐かしい人との再会があり、新しい仕事があり。そして、普段は描かないような絵を描いていたことを、いつか懐かしく思い出せるのかな。

2020年4月26日日曜日

2022年

たしか、「本当は、来年春の3人展の作品を描けばいいんだろうけど」と以前、書いていたと思いますが、なんと、その展示もさらに1年延期になりました。ということで、コロナの影響は2022年にまで。
生活が不安に思って焦っていた時期も過ぎ、今はひたすらぼんやり過ごしています。何日も化粧することもなく、気温の変化さえなければ1日おきに同じ服を着まわし。たぶん、顔つきもぼんやりしてきていると思います。ある程度、家の片付けもしたし、なんにもする気がしないなあ・・・と思っていましたが、ようやく少しずつ本を読んだり、筆を持ったりできるようになってきました。

2020年4月9日木曜日

人は、また違う生き方を見つけていく

二人展も無事に終わり、振り返れば、ギリギリなタイミングで開催できたかな、と思います。いろいろ思い起こすこともあるはずですが、とにかくコロナのことで身の回りが変わり続け、そちらに意識が・・・。会場に来てくれた友人が言っていたように、「違う社会や生き方が生まれ、人は、また違う生き方を見つけていく」ことになるのでしょうか。
二人展が終わり、講師の仕事も教室の開催もすべてなくなり、ざっくり、すべての日が空いている状態です。グループ展も県展もなくなり、庄川美術館で展示用の作品は描き終えている今。本当は来年春の3人展用の作品に着手したらよいのはわかっているけど・・・絵を描く気持ちにもなれず。なぜか、こんな今、音のずれた(調律していない)ピアノを久しぶりに弾いていました。

2020年3月7日土曜日

穏やかな日々

新型肺炎の影響で、授業もランチの予定も作品展示もすべてなくなった来週。授業がない夏休みでさえ、部活やワークショップで忙しいのに、こんなに予定がない期間って初めてかも・・・。ということで、来週はいつもよりも時間をかけて絵の制作ができそうです。
絵を描く人生。売れっ子の画家になりたいとか、職業としての画家になりたいとか、そういうことではなく、どうやっても、絵を描かない人生を選べなかった。絵を描かない自分を受け入れられなかった。そんな感じです。長い時間がかかりましたが、そういうことなんだな、と。というわけで、新しい絵をコツコツと描き続ける日々は、自分の気持ちを穏やかにさせます。でも、締め切りには追われています!

2020年2月16日日曜日

将来の姿

新聞を見ていたら、あれ、という名前が載っていて、昔のあれこれを思い出しました。たしか、私が非常勤講師になった最初の年の2年生の美術選択の生徒でしたが、当時から「将来は美容師になる」と言っていて、すでに、ちょっと高価なハサミを買っただか買わないだか・・・そんな話を聞いていました。たぶん、ちゃんと美容師になるんだろうな、と思っていましたが、ちょうど新聞で見たのは、富山に戻ってきて、自分の美容室を開業する、というような内容でした。ああ、美容師として着実に頑張っていたんだな。そうだろうな、とは思っていたけど、ちゃんと現実のものとして知ると、やっぱり嬉しいものです。
私といえば、講師になって11年。なにかと息切れしていて、今年度は正念場でした。そんな疲れた自分の中に、しみる話でした。

2020年2月3日月曜日

再会

2019年は、私にとって「再会」の1年でした。10年単位くらいで会っていなかった人たちと順番に再会することができたのが、去年でした。たぶん、私は過去のある時点で幾つかのものを無くしたと思うのですが、その時点より前の自分をよく知ってくれている人たちと、穏やかな気持ちで再会できたことが、今の私を励ましてくれました。自分のこれからの人生に何も大きな期待はしていませんが、それでも、人とのつながりがこんなにも自分を勇気づけてくれるということに気付きました。ひとつひとつの仕事をきちんと仕上げ、1枚1枚の絵を丁寧に仕上げ、そして一人ひとりの生徒たちと向き合っていくのだ、という気持ちにさせてくれました。

春に新作を

今年のモダンアート展が終わりました。 さて、この団体展。大学、大学院とお世話になった教授の所属ということで、自分もいずれ所属するなら、という理由でスタートしました。ところが、出品して2年で気づいてしまいました・・自分の作品は、モダンアート展に「はまっていない」ことに。勝手に落ち...