「才能がないことは、絵を描かない理由にならない」というのは、私が何度も描けなくなりそうになったときに繰り返し思い起こした信条です。「だって、才能がないから」と言って、絵を辞めることもできるし、他にも、絵を辞める理由はすぐ近くにたくさん転がっています。それでも、描き続けることに決めたんだ、としか言いようがないわけですが、時には、やっぱりくじけそうになるものです。
そして、その脆さは突然訪れるわけで・・・。締め切りを控えた制作中の今、突然、筆が動かなくなりました。理由は分かっていますが、まずは困ったことになった、と。線を描こうと思って何度も線を引くのに、まったくまとまらない。描きかけの作品に興味を持てなくなり焦りましたが、とにかく1本、きちんと納得のいく線を描こう、次は、納得のいく色を作ろう、と思い、なんとか制作再開できました。すぐに元には戻らないと思いますが、こうやって、何度も乗り越えるしかないのかな、と、あらためて思ったこの頃でした。
2017年3月26日日曜日
2017年3月21日火曜日
アマレット
昔のことを思い出すときに、当時読んでいた本のことなどを一緒に思い出すことも多いわけですが、やはり、読む本の種類も変わっていくものですね。江國香織や角田光代、小川洋子、川上弘美。今でも好きな作家ではあるものの、あるときから、なにか感情の機微を感じ取ることが辛くなり、距離を置くようになってしまいました。それは、まったくもって、個人的な問題ですが・・・。ということで、ここしばらくはずっとミステリーばかり。密室で起こる事件に、トリック、謎解き。ただ、そのことに集中していることで、現実の辛いことから逃避しているような気もしますが、それも読書の一つの形なのかな、と。
でも、時々懐かしく、江國の小説を真似てアマレットを飲んでいた時のことも思い出します。もちろん、カフェオレボウルも買いました!
でも、時々懐かしく、江國の小説を真似てアマレットを飲んでいた時のことも思い出します。もちろん、カフェオレボウルも買いました!
2017年3月4日土曜日
ビッグクリエーター
昨日は高校の卒業式でした。恒例となっていますが、卒業式の後には、美術室でささやかな送別会をします。そして、このときに卒業生に向けてはなむけの話をするのも、これまた恒例で。
今年は、絵は描くほどに上達するという話をしたのですが、これは最近の私の実感でもあり、ふと気がつくと、8年前に講師として着任したときより今の自分のほうが絵が上手い!と。8年の間にかなりの枚数を描いたことや、教案に合わせていろんな素材を試したことの表れかと思います。あわせてつくづく思うのは、自分が描いていないと、やっぱり生徒への創作に対するアドバイスがぶれるような気がします。
さて、「いつかビッグなクリエーターになるので、待っていてください!」という生徒からの手紙に胸を熱くし、こっそり「売れたらアシスタントで使ってもらおうかなあ」などと思うのでした。
今年は、絵は描くほどに上達するという話をしたのですが、これは最近の私の実感でもあり、ふと気がつくと、8年前に講師として着任したときより今の自分のほうが絵が上手い!と。8年の間にかなりの枚数を描いたことや、教案に合わせていろんな素材を試したことの表れかと思います。あわせてつくづく思うのは、自分が描いていないと、やっぱり生徒への創作に対するアドバイスがぶれるような気がします。
さて、「いつかビッグなクリエーターになるので、待っていてください!」という生徒からの手紙に胸を熱くし、こっそり「売れたらアシスタントで使ってもらおうかなあ」などと思うのでした。
2017年3月2日木曜日
三部作
年度末。なにかと締め切りに追われる日々ですが・・・制作のほうも締め切りが近いです!去年から応募している団体展。今年は、去年の11月から三部作の連作に取り組んでいますが、いよいよその仕上げに入ります。特に気にはしていませんでしたが、なんとなく三点でまとめることが多く、青、赤、紫というベースカラーを変えながら描いていくことが多いです。好きな色って、あまり変わらないんでしょうね~。
今回のシリーズは、いつものような地と図がなく、オールオーバーな画面にしました。「埋める」って・・・なにかカタルシスがありますね~。
今回のシリーズは、いつものような地と図がなく、オールオーバーな画面にしました。「埋める」って・・・なにかカタルシスがありますね~。
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春に新作を
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