2016年4月9日土曜日

ポラリス

人生の折々に見て、その度に感想が変わるという点において、私にとって「バグダッド・カフェ」は特別な映画だと、そんなことを綴ったことがあります。最近見ていて思ったのですが、そういった点では、「冬のソナタ」もそうかも・・・。ちょっと最近おかしいのかな、というくらい、再放送を毎晩見ながら涙がとまりません。ハッ、これでは、ヨン様を追いかけるおばさま達と同じでは!まあ、それならそれでいいんです、私も立派な中年ですから。
10年くらい前に見たときに私が思ったのは「美しいことは罪である。魅力のある美女のまわりでは、どうしたってドラマティックな悲劇が起こるのだ」ということ。もう、穏やかではいられないんですよ、魅力的な美人の人生とは。周囲を巻き込みながら嵐が起こるのです。最近見ながら思ったのは、「どの人の言い分もそうだろうな」と。そして、しみじみと「昔、私も同じことを言われた」と思い出してしまいます。
行動することも選択することも自由。自由すぎて、それはやっぱり悲劇を生む一因になりますが、でも、それでも自由っていいな、と思う私は、自由ではないのでしょう。車を持たなかった大学時代、いろんなものがなかったけど、悩みを抱えてひとり夜の街を歩く自由はありました。
さて、いろんな人の思いを巻き込みながら物語は進むわけですが、最後に思ったのは、いろいろ悩んでも答えはずっと変わらなかったんだ、と。やっぱり、ポラリスなんですね。

春に新作を

今年のモダンアート展が終わりました。 さて、この団体展。大学、大学院とお世話になった教授の所属ということで、自分もいずれ所属するなら、という理由でスタートしました。ところが、出品して2年で気づいてしまいました・・自分の作品は、モダンアート展に「はまっていない」ことに。勝手に落ち...